【勉強だけがすべてじゃない】教師が伝えたいこと【ホント?ウソ?】

勉強について

学校にいると「勉強だけが人生のすべてじゃない」という言葉をよく聞きます。
子どもも.保護者も.私たち教師も言うことがあります。
今回は,「勉強だけがすべてじゃない」という言葉に疑問をもっている人向けに私の意見を書きます。
この内容は,勉強以外のことにも置き換えて読むことができるかもしれません。

①勉強は人を評価する基準の一つ

はじめに伝えたいことは,日本中の学校で子どもたちが勉強をしているという事実です。
野球のうまい子とサッカーのうまい子のどっちがよいかを比べるのは難しいですが,勉強なら同じ基準で比べられます

高校や大学,会社の立場としては「いい新人が欲しい」わけです。
初めて会った人を比べるのは難しいので,勉強(テストの結果,学歴)で比べることが多いわけです。

②本当に評価されているものは何?

勉強ができることで評価をされることは,たくさんあります。
とても一言では言い表せません。
知識の吸収力,思考の柔軟性,出題の意図に気づく力努力をする資質など。

勉強ができる人を大人が評価するのは,単に点数を見ているからではありません。
その背景にある,その人の能力を見ているのです。

③社会に出ても,勉強は役に立つのか?

勉強の内容がすべて役に立つわけではありません。
使わない数式も,仕事に関係ない歴史上の人物もいます。
でも,仕事の中で過去の勉強が役に立つこともあります(私の場合は教師なので当然ですが)。

なにより一番強いのが,勉強ができる人は新しい仕事を覚えるのが得意だということです。

「勉強だけがすべてじゃない」は,ウソ?ホント?

以上の理由から,私は「勉強だけがすべてじゃない」と思っています。ん?なぜかって?
なぜなら,勉強以外のスポーツや芸術でも①②③が言えるからです。

私は一人でも多く,魅力的な子どもが育ってほしいと願っています。
勉強だけがすべてじゃないは【ホント】だと思います。

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