子どものおこづかいの仕組みとして,おススメの方法があります。
貯金の10%を金利として年末に渡す,という方法です。
これは,芸人としても活躍していた厚切りジェイソンさんが話していたやり方です。
10%は投資によって得られる利益の平均を少し上回る利率だそうです。
メリット1 子どもの貯める意識が高まる
1万円を年末まで持っていたら,1000円の利子が付きます。
1000円のものを買いたい時には,1万円からすぐに1000円を使うより,利子をもらってからその利子で買い物をする方がお得です。
(すぐ使うと残金9900円,利子で買うと残金10000円)
「これを今,買うべきか」と考えられる子どもになりますし,子どもが無駄遣いをしていても見守る心の余裕ができます。
メリット2 貯金が増えると子どもの自信になる
自信をつける最も簡単な方法は,数字が増える経験をすることです。
くわしくは,【ネガティブな人限定】自分や子どもに自信をつける方法【副作用あり】をお読みください。
増えていく貯金を見て,子どもの自信も増えていくでしょう。
自信のない子より,自信のある子に育てたいものです。
自信過剰になってしまったら,それに気づくような話をしてあげればよいのです。
デメリット1 子どもがお金を使わなくなる
この方法のデメリットはお金を使わなくなることです。
そのため,お金の使い方の指導が必要です。
お金の使い方の指導は,親の価値観によって変わってよいと思います。
私なら,友達と一緒に映画を見たり,道具を買ってスポーツをしたりすることがよい使い方だと教えます。
おごるのはNGとも教えます。
このあたりは家庭の価値観でよいと思います。
デメリット2 子どもにお金を与えすぎる可能性がある
金利10%というのは約7年で元金が2倍になる数字です。
お年玉やおこづかいでお金を増やすと,あっという間に子どもが大金を手にしてしまう可能性があります。
お金の与えすぎは,子どもをお金に弱くします。
くわしくは,学校でお金の教育ができない理由【教室では言えない話】【第1回】をお読みください。
与えすぎたと思ったら,金利を5%に下げたり,お年玉は別の扱いにしたりして,調整が必要になります。
まとめ
この方法をやっていると,親としてもお金の知識が身についてきます。
細かいお金の知識については,おこづかい教育カテゴリーでまとめてあります。
学校でお金の教育ができない理由【教室では言えない話】【第1回】
自分のお金のことを真剣に考える子に【買い物で気をつけること】【第2回】
お金を使い切らず,貯金のできる子を育てたい【どのくらい貯金する?】【第3回】
お金を使い切らず,貯金のできる子を育てたい【お金は増えるの?】【第4回】
少し長くなりますが,もしよかったらお読みください。
わかりにくい部分は補足説明をしますので,あれば教えてほしいです。
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