この記事はお金を使い切らず,貯金のできる子を育てたい【どのくらい貯金する?】【第3回】の続きになります。
子どもはおこづかいを使い切ってしまうものです。
なぜなら,貯金をしてもお金が増えないからです。
でも,実はお金は増えるのです。
今回は投資の王道をお話します。投資をする予定のない方も知っておいて損はない内容になります。
よくわからないものには投資をしてはいけない
投資の話には詐欺が多い。
自分のお金について一番真剣に考えられるのは自分自身です。
そして,あなただけにおいしい儲け話が来ることもまずありえません。
「都内のマンションの所有者になりませんか?」
「海外の金利が10%の通貨で貯金をしましょう」
どちらも,投資をする前にきちんと調べるべきです。
でも,すべての投資が危険なわけでもないのです。
どうするべきか。
誰でもできる方法(王道)を知り,自分で理解して実践することです。
王道の投資方法とは
では,王道の投資手法の例を紹介します。20年程度の長期期間のとれる方向けの手法です。
ネット証券の口座を開設し 積み立てNISAで 全世界の株に投資する インデックス投資信託に 毎月3万円 長期投資しよう
理由を書きます。
ネット証券…実店舗より取引手数料が安いところが多いから
積み立てNISA…国の制度を利用すると利益の税金がとられないから
全世界の株に投資する…どの国が成長するかわからないから
インデックス投資信託…手数料が安いところが多いから
毎月3万円…株の買い時は初心者にはわからないから
長期投資…暴落時に投資やめると損が残るため。(暴落時は売りどきではなく,買いどき)
長期間投資すれば,銀行の金利(0.002%)よりもよい結果が出ることが多いです。
いきなり3万円は怖いという方は,それより少額でもお金が増えることを実感できると思います。
わからない単語があれば,この記事をうのみにせず,ご自身の手でも調べましょう。
危険な投資方法とは
危険な投資の例も紹介しておきます。こちらは,やめた方がよいです。
「多額の資金を投入して 1つの会社に集中投資し 短期に何度も取引する」
これは利益が大きくなるため,初心者が失敗しやすい投資手法です。
理由を書きます。
多額の資金を投入…損に対して精神的に耐え切れないから
・1つの会社に集中投資…株価の動きが自分の資金を大きく動かしてしまうから
・短期に何度も取引…取引手数料が多くなったり,NISAの上限を簡単に超えてしまうから
利益を大きくしようとすると,大きなケガをしやすくなるのが投資の世界です。
投資は自転車の運転に似ています。
大きな利益を得られる投資手法は,大損する可能性もあります。
少額ならこういった投資もありかもしれませんが,私はおススメしません。
まとめ
投資の基本を学ぶことで,お子さんに話ができることの幅が増えます。
そして,おこづかい教育にも新たな選択肢が生まれます。
それは,貯金の10%を金利として年末に渡すという方法です。(くわしくは次回)
次の【第5回】では,おこづかいの渡し方3選について話します。
コメントで質問や相談をしていただけると,次の記事を書く励みになります。
よろしくお願いします。