この記事は,第1回~第4回の続きになります。
学校でお金の教育ができない理由【教室では言えない話】【第1回】
自分のお金のことを真剣に考える子に【買い物で気をつけること】【第2回】
お金を使い切らず,貯金のできる子を育てたい【どのくらい貯金する?】【第3回】
お金を使い切らず,貯金のできる子を育てたい【お金は増えるの?】【第4回】
第5回では,おこづかいの渡し方を3つ紹介します。
1 貯金の10%を金利として年末に渡す【おススメ】
2 年齢に応じて月のおこづかいを渡す
3 お手伝いに応じておこづかいを渡す
この3つです。くわしく説明します。
貯金の10%を金利として年末に渡す【おススメ】
1000円の貯金なら.100円。1万円の貯金なら千円の利子を12月31日に渡しましょう。
これは,お笑い芸人の厚切りジェイソンさんの方法です。
私がすばらしいと思うのは,この方法なら子どもはお金を貯金するようになるということです。
金利がもらえることを知っていれば,お金の使い方も真剣に考えることでしょう。
投資によるリターンが平均5~7%であることと,子どもが計算しやすいように10%に設定したとのこと。
お金の与えすぎたと思ったら,どうすればよいでしょうか?
簡単な話です。金利を5%に下げましょう。
子どもの貯金意欲は下がるでしょうが,それでも銀行よりは高金利です。
年齢に応じて月のおこづかいを渡す
小学校1年生には月に100円,小学校2年生には月に200円…など。
年功序列を重んじる日本人らしいおこづかいの渡し方です。
高校3年生くらいまで見通して計算して渡したいものですね。
お手伝いに応じておこづかいを渡す
掃除を手伝ったら100円など。まさに労働報酬制ですね。
ポイントは,親が言ったお手伝いだけが,おこづかいの対象になるということ。
仕事内容も報酬も必ず親が決めましょう。
子どもの提案は聞いてもよいですが,決定は親がするべきです。
その理由はお金を与えすぎないためです。
労働報酬制ですから,「お金をもらえないならやらない」という子には,「やらなくてもいいよ」と笑って許してあげましょう。
まとめ
お子さんのおこづかいについて考える中で,私たちの金融知識も増えていくとよいですね。
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