子どもを育てるときにいちばん大切なこと

子育てのコツ

それは 子どもの存在を絶対的に肯定すること です。

叱るとき

私は,教室で子どもを叱ることがたくさんあります。
子どもには自分勝手な行動がたくさんありますから。

・暴言を吐いたこと
・暴力をふるったこと
・ルールを破ったこと
など。

叱るときに気をつけていることは、その子の存在を認めながら指導をすることです。
その子を全否定するような言葉は使いません。
「お前はいつもそうだ」などと言ったらその子を傷つけるだけです。
必ずその子の行動を叱るようにします。
「その暴力は許せない」などの言葉を使います。
もちろん,理由も聞きます。というか,子どもは語りだします。「だって…」
そこから反省し,同じことをくりかえさないためにどうするかを考えます。
相手がいる場合は謝罪をさせます。
謝ることが目的ではなく,失敗を繰り返さないためにさせます。

ほめるとき

私は教室で子どもをほめることがあります。
そのときは,その子の成長やさしさをほめます。

・できないことができるようになったとき
・人のために行動する姿があったとき

「できるようになったね」「ありがとう」「やさしいね」という温かい言葉をかけます。
誰に対する行動でも気づいたらすぐに認めます。

ほめ方の注意点

さて,ご家庭でお子さんをほめるとき,みなさんはどうしていますか?
おこづかいをあげたりしていませんか?ごほうびをあげたりしていませんか?
物や金銭の要求は必ずエスカレートします。
お子さんをほめるときには言葉による愛情を注ぐことをおススメします。「がんばったね」「えらいね」など。
あるいは「がんばったから一緒に動物園に行こう」「夏休みにキャンプをしよう」など,体験や思い出の共有をおススメします。
子どもは存在を認められるだけでうれしいものです。(実は大人もそうです)

大切なことなので,もう一度言います。
金銭の要求は必ずエスカレートします。
気をつけた方がよいですよ。

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