子どもがやる気になる魔法の言葉【子どもが宿題をやらないとき編】

子育てのコツ

ご褒美で釣らなくても,シンプルな言葉の言いかえで,子どものやる気を上げることができます。
教師をしていると,自分でも驚くほど子どもをやる気にさせる技術が身につきます。
ぜひ,ご家庭の子育てに生かしてみてください。
中学生くらいまではわりと有効です。

今日のテーマは「子どもが宿題をやらないとき」です。
これは,やるべきこと(掃除や片づけ)をやらないときにいつでも使えます。
子どもがわがままを言っているとき,大人はイライラして「なんでやらないの?」など,子どもを困らせる声をかけがちです。
「なんでやらないの?」「やらなきゃダメ」などは,子どものやる気の持続にはつながりません

子どものやる気がない時には,シンプルに2つの言葉を組み合わせましょう。
 ①いっしょにやろう
 ②一人でできる?
この2つです。

魔法の言葉①「いっしょにやろう」

子どもの宿題ですから,やるのは子どもです。
この「いっしょにやろう」にはいろいろなパターンがあります。
・子どもの手を取って,いっしょに字を書いていくパターン
・計算問題が解けたときに「すごい」とほめるパターン
自分が忙しい時にはこんなパターンもあります
・ママがお料理を作るのとどっちが早いかな
・ママはお掃除,○○くんは宿題をやろう。おたがい10分間がんばろうね

とにかく,子どもが「ひとりじゃない」と思えたら自然と宿題をやるようになります。
少し甘えさせながら,徐々にひとりでできるようにしていきましょう。

魔法の言葉②「ひとりでできる?」

「いっしょにやろう」の次は「一人でできる?」と子どもに問いかけます。
これは,子どもの「できる!」という言葉を引き出すための問いかけです。
「できる」と口にした後,子どもはやるしかないという気持ちになります。

あとは成果をほめるだけです(これが大事)。

もしも子どもが「できない」と言ったら,「またいっしょにやろうね」「いつか一人でできるようになるよ」と優しく声をかけましょう。
「できない」と言われても大丈夫な答えを用意しておけば,こちらにも余裕ができます。

2つの言葉が子育ての参考になれば幸いです。

子どものやる気の出る言葉を魔法の言葉シリーズで,記事にしていきます。
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