以前の記事では,教師の過酷さ・ブラックさについて書きました。
今回は私が考える教師の仕事のメリット4選について書きます。
教師という仕事のよさが皆さんに伝わればと思います。
教師のメリットは
① つらい時に子どもに元気をもらえる
② 対人関係のスキルを急速に磨くことができる
③ お金がたまりやすい
④ 立場が安定している
の4つになります。
つらい時に子どもに元気をもらえる
私の考える1つ目のメリットは子どもに元気をもらえることです。
私は身内に不幸があって,忌引で仕事を休んだことがあります。
家族の不幸は誰にとってもつらいものです。私自身もかなり落ち込んでいました。
葬儀があった翌日,仕事に復帰した時にも,子どもたちはいつも通りの笑顔で登校してきます。
特に心配されるわけでもなく,励まされるわけでもないのですが,日常の中に子どもの笑顔があることで,私はかなり救われました。
いつもは子どもたち体力を奪われることの方が多いですが,この日ばかりはこの仕事でよかったと心から思いました。
対人関係のスキルを急速に磨くことができる
2つ目のメリットは,対人関係のスキル向上です。
私は,学生時代から人付き合いが得意な方ではありませんでした。
友達も少ない方だと思います。
教師という仕事をしていると,子ども・保護者・同僚など,多くの人と接することになります。
最初はとてもきつかったです。
「どうやったら子どもに嫌われないか」「保護者とどんな話をすればいいのか」「周りの先生とはうまくやっていけるかな」といろいろ悩みました。
そして,子どもに嫌われたり,保護者の信頼を損ねたり,同僚に叱られたりとたくさん失敗しました。
教師を続けて10年。昔よりも人間関係作りは,はるかに上達しました。
今では転勤で学校がかわっても,初めて会った保護者とも,堂々と接することができます。
関わる人が多く,ストレスも多い職場だからこそ,結果として人間関係のスキルは急速に磨かれたと思います。
(昔より鈍感になっただけかもしれません)
お金がたまりやすい
3つ目のメリットは,お金がたまりやすいことです。
これにはいくつか理由があります。
収入が多い
教師の月収は民間企業の平均よりも高いです。
お金を使う時間がない
残業の多い平日は,私はほとんどお金を使いません。
休日に出勤することもあり,日常的にあまりお金を使う時間がありません。
給食があるため昼食代が安い
給食がある期間は,昼食はすべて給食になります。
給食費は払っていますが,1食200~300円と世の中のランチに比べるとはるかに安いです。
お弁当を作る必要もありません。これは大きなメリットです。
福利厚生がしっかりしている
公務員の福利厚生は間違いなく手厚いです。
以上の理由から,教師という仕事はお金が貯まりやすい仕事と言えます。
(高級車・豪華な自宅・飲み会・無駄な保険にお金を使っている人が多い印象です)
立場が安定している
感染症が拡大して,全国一斉休校をしていた時期にも,教師は職を失いません。
給料も出ました(賛否はあると思いますが)。
ボーナスも出ました。
解雇のリスクも,少ないです。
教師は立場が安定している職業の1つです。
まとめ
以上のメリットから,私はこれからも教師を続けていくつもりでいます(2021年10月現在)。
【その他のメリット】
年功序列の給料制度のため,中途採用の方も年齢に応じた給料がもらえます。
25年以上勤めて定年退職すれば,退職金も最大限(38年勤めた人と同じ額)もらうことができます。
ただ,働き方についてはかなりの疑問がありますし,休職や退職の多い仕事であるのは間違いありません。
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