【数学の小ネタ】きっとあなたも騙される!サイコロ2つの不思議な確率

勉強について

算数・数学が苦手な子って多いですよね。
「役に立たないこと」と逃げてしまうことも多い数学ですが,面白い勉強もたくさんあります。
苦手な子のためになるような,小ネタを記事にしていきます。
ぜひ,お子さんにも話してみてください。

【問題】

今回のテーマはサイコロです。
このような出目のサイコロを2つ用意します(シールを貼ると簡単にできます)。

〇が3つ,△が2つ,□が1つあります。
1~6の目が出る普通のサイコロとは違いますね。
問題は「このサイコロを2つ投げるときの確率」です。
一番出やすい目の組み合わせは,なんでしょう?

考えてみてください。

【実験】

「○と○」を予想した人が多いのではないでしょうか?
授業ならみんなでサイコロを投げて,データを取ります。
すると不思議なことに,「〇と○」よりも多く出る組み合わせが出てきます。
サイコロを用意して,ぜひやってみてください。
結果に対して,あれ?なんで?と思ったあなたは答えを見る前に,紙と鉛筆を用意して確率を計算してみてください。

答えは下にあります。スクロールしてください。

【答えあわせ】

実は,一番多く出るのは「○と△」になります。
2つのサイコロの出目の組み合わせは36通り。

A:「○と○」は 9とおり
☆:「○と△」は12とおり
B:「○と□」は 6とおり
C;「△と△」は 4とおり
D:「△と□」は 4とおり
E:「□と□」は 1とおり

意外と「△と△」「△と□」も同じ確率になることがわかります。
確率を知らないと,どんなに騙されても「運が悪い」と思ってしまいます。
騙されないように,きちんと勉強しましょう。

今回の記事は,以上です。

学校の授業では,こういった小ネタを入れながら飽きないように努力しています。

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よろしくお願いします。