「自分が言われたい言葉を周りの子に言い続けなさい。」
この一言で行動が変わった子がいました。
これは，「がんばったのに，友達が私のことをほめてくれない」と運動場で泣いていた子にかけた言葉です。
客観的に見て，その子はとてもわがままな子でした。
その子が周りの子に「ありがとう」と言った姿すら見たことがありません。
でも，素直な子でした。
その日から，友達に「かっこいいね」「かわいいね」と声をかけるその子の姿がありました。
「それが言われたい言葉？」と聞くと，「うん。」と返事をして，また他の子に声をかけていました。
そこから，周りの子がその子にやさしくなったのは言うまでもありません。
親の口調は子どもにうつるものです。
学校でも(社会でも)，人を傷つける言葉を使う人がたくさんいるのが現実です。
私も「自分が言われたい言葉を周りに言い続ける」を実践しています。
行動も同じで自分がされたいことを周りの人にします(実はすべて自分のためです)。
たくさんの子を見てきてわかったのは，環境をつくるのは自分自身の行動だということです。
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